• 2026年2月8日

喘息とチョコレート

もうすぐ2月14日なので、喘息とチョコレートをテーマにブログを書きたいと思います。

チョコレートは、カカオ豆を原料として作られています。
カカオ豆をローストし、すりつぶしてペースト状にしたものがカカオマスです。これに砂糖や牛乳などを加えて練り上げ、冷やし固めることでチョコレートが完成します。

このカカオ豆には、カフェインやテオブロミンといった成分が含まれており、体にさまざまな作用を及ぼします。


カフェインとテオブロミンの作用

コーヒーを飲むと眠気が覚めるのは、カフェインの中枢神経興奮作用によるものです。
一方、「犬にチョコレートを食べさせてはいけない」と言われる理由は、テオブロミンによる心筋興奮作用があるためです。犬は人間に比べてテオブロミンへの感受性が高く、中毒を起こす危険があります。


喘息治療薬との共通点

カフェインやテオブロミンと化学構造が似ている物質に、テオフィリンがあります。
テオフィリンは、喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)で狭くなった気管支を拡げる気管支拡張薬として使用されています。


チョコレートは喘息に「よい」のか?

チョコレートに含まれるテオブロミンにも、軽度の気管支拡張作用があります。
この点だけを見ると、チョコレートは喘息にとって「よい作用を持つ食品」と言えるかもしれません。
一方、テオフィリンをすでに処方されている患者さんが、チョコレートを大量に摂取すると、成分が過剰になる可能性があります。動悸や不眠、吐き気などの中毒症状が出ることもあるため、食べ過ぎには注意してください。

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